一生美容に恋する

美容専門学校生が “あなたのお店を選択しない理由第7話/第8話”

はじめに

日頃より、連載中のコラム

“ひと雫の情熱”
美容専門学校生が
“あなたのお店を選択しない理由”
をご覧いただき、誠に有難うございます。

おかげさまで、執筆のご依頼をいただきましてから

1年が経過いたしました。

当初、ふたつ返事でお受けしたものの、執筆できるのか、需要があるものなのかたいへん不安ではありましたが、皆様の応援とご協力により執筆を継続することができました。

応援してくださった皆様に心より感謝申しあげます。

応援、購読いただきました方々には、誠に恐縮ではございますが、1年という区切りの良い期間ということもございまして、勝手ではございますが、今回をもちまして執筆をいったん終了させていただきます。

今後も、美容業界、各企業様、また、業界に有益な人材を繋ぐ美容専門学校のために、微力ではございますが、また別の形でご協力させていただく所存でございます。

今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

感謝

 

 

美容専門学校生が
“あなたのお店を選択しない理由第7話/第8話”

 

先日、NPO法人福祉ケアサポート理美容協会のご依頼で、セミナー講師を務めさせていただいた。

私の講義の前に協会役員様の講話があり、有難いことに福祉美容について学ばせていただいた。

そこで改めて感じたのが、美容という仕事はやはり

“人の人生と心に寄り添う”

仕事であるということ。

会場には、協会講師とともに視覚障害の男性がいた。

視覚障害者のかたが来店した場合、どのように対応するのかをシュミレーションするためだ。

視覚障害のかたが来店し扉が開く。

講師は、声をかけて肘を差し出し、視覚障害のお客様が肘につかまる。

その時、講師から伝えられた言葉。

きちんとしたやり方はたくさんある。けれど、やり方はどうでも良い気がします。

なぜなら、大切なのは

心と心を繋ぐことだと思うから。

はっとした。

そういった仕事だと常々語っている私が、その言葉にはっとしたのは、通常の業務とは違う特別なケースだという先入観が美容の本質を忘れさせ、知らずのうちに、やり方や方法にフォーカスした思考になってしまっていたからだ。

一瞬とはいえ、やり方にとらわれ、お客様の立場にたつという思考を巡らせることができなかった。

そして、ふと、こんなことを思い出した。

職業説明で伺っている高校ガイダンスのことだ。

私の高校ガイダンスでの話は、本校の学校説明を基本的な部分以外はしない。

なぜならば、高校生は仕事、美容業界、将来について聞きたいのだと考えているからだ。

ちなみに、私の高校生へのガイダンスは、学校への動員率が90%である。話を聞き、出会えた高校生の90%は学校に来校する。

さらに、学校に来校した高校生の80%が入学を決める。

なぜか。

それは、講義で子供達の立場にたって語り

“心と心を繋いでいる”

からなのだと思う。

つまり、

“本質に基づいている”

ということだ。

しかし、場面や形が変わると、こうも感覚が変わるのだなと、初めて感じた。

私は、学生指導が上手い教員は、広報活動(企業でいうところのリクルーティング)も上手いと考える。

なぜなら、どちらも学生の立場にたち思考を巡らせるのがコツだからだ。

そして、気づいていただきたいのは、

“サロンワーク=リクルーティング”

“お客様=学生”

であるということなのだ。

先日の経験が教えてくれたこと。

それは、サロンワークを主とするリクルーターの皆様が、この事柄に気づいていないのではないか?と身をもって感じたこと。

接客のプロフェッショナルならば、本来、人材確保は難しいことではないはず。

もちろん、こういった時代なので、会うことすら難しい場合もある。

だが、出会えているにも関わらず、その学生たちを就職内定まで導けていないとすれば、リクルーティングだけではなく

“サロンワーク”

“日々の接客”

“仕事に対しての姿勢”

に何か問題がないかを見直すべきなのではないだろうかと思う。

さらに言えば、全てが上手くいっている企業は、学生の立場に立っているのはもちろんのこと、学校側の立場にたって物事を考えている。

それは、私もそうだ。

高校側のことも常に考えている。

第7話/8話として文字数を超過しお伝えする最後の執筆になるが、覚えておいていただきたいことがある。

改めて言うことでもないかも知れないが、

私たちは

“人間”だ。

そして、人間にしかできない仕事をしている。

シンギュラリティ、パラダイムシフトが起きても、この事実だけは変わらない。

そして、数ある業種の中で

“最も”

互いにぶつかり合い、時には助け合い、切磋琢磨し成長をしてきた

“接客業の精鋭中の精鋭”

であり

“人生のデザイナー”

である。

だからどうぞこれからも、自信を持ち、美容業界の素晴らしさを若者に語っていただきたい。

あなたの真剣なまなざしと、いくつもの人生を作り上げてきたその両手が、後世の美容人たちや子供達の夢や希望になるのです。

“美容のしごとは 天使のしごと”

私たち、ひとりひとりに、自分自身にしか出来ないしごとが必ずあります。

つまり、

“あなたの存在が必要”

だということなのです。

この素晴らしい美容業界の人々に出会い、私の人生は大きく変わりました。

私は今後も、この業界への恩返しとして、先人たちの考えや魂を後世に繋いでゆきます。

その道の途中で、私自信、また迷うこともあるかもしれません。

けれど、心配などしていません。

皆さんがいらっしゃるのだから。

大好きな美容業界に幸あれ。
      海老原恵利人

それでは、美容業界の益々の発展をお祈りし、最後の執筆をこのへんで終わりに致します。

1年間、本当にありがとうございました。

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