一生美容に恋する

ひと雫の情熱 8

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のご厚情を賜りありがとうございました。

本年もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

皆様にとりまして幸多き年でありますようご祈念いたします。

令和弐年元旦

 

昔と今。

若者の変化、5つの前提変化については、以前

“美容専門学校生があなたのお店を選択しない理由”第3話

に記載したが、最近、学生達に変化を感じている。

美容業界を目指す子供達も以前と比べ

“安定”や“繋がり”

を重要視するようになったと感じていたが、

若手美容師達の活躍により、熱意や行動力などを感じて、昔のように

“熱”

に反応する学生が多くなってきたように思う。

今の子供達に昔の教育は、という言葉をよく聞くが本当にそうだろうか?

ある部分の教育方法を見れば、確かにそうかも知れない。

けれど、全体的に見てみれば、逆に昔の教育方法が適合するように感じるし、

また、学生達自身もそれを求めているように感じる。

“熱感知”

これは、見る人が見ればわかる大きな変化ではないだろうか。

美容業界、いや、美容業界の先人たちは、ある時期からこの業界の社会的地位を上げるべく、美容に関すること以外の知識や教養をありとあらゆる形で教育に取り入れ、

“美容師たちがもっと社会に認められ”

そして

“働きやすい環境を提供する”

ために尽力してきた。

だが、その一方で、その環境にあぐらをかき、

牙をなくしたものが多くなり

美容業界独特の創造力や突破力が薄れた気がする。

結果、この業界は独自の魅力を失い、業界自体が他の業種と並列になった。

非常に残念に思う。

もちろん、いろいろな要因を含んでのことであり、仕方のないことなのだが、私自身もその業界独特の魅力(私の場合は美容師の歌舞伎者のような部分に憧れた部分もあるが)に惹かれ、この業界を選んだ一人であるからなおさら悲しい。

ブランド力を無くしたこの業界は、いつしか他業種の土俵に乗り、勝てもしないであろう部分で勝負しはじめた。

そのうような状況の中で、業界の薄れていった部分を

若者は求めている

のではないだろうか。

もちろん、今度は先人たちの築いた礎の良い部分は残して、という話になるだろうから非常にバランスが難しいだろうが。

ただ、壊れてしまうことを恐れていては、新たなものの創造など不可能である。

不安定とは挑戦を意味し、安定とは相対するもの。

これからは、

“安定と不安定を共存させる新しいカタチ”

が、この業界をもういちど魅力的にする方法なのだと思う。

若者たちが変化しはじめている。

破壊と創造

“安定と不安定のエマルジョン”

今こそ時代に

“研ぎ澄まされた情熱の牙を剥こう”

令和弐年、今年の美容業界も面白くなりそうだ。

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