一生美容に恋する

美容専門学校生が“あなたのお店を選択しない理由 第3話”

はじめに

日頃より、連載中のコラム“ひと雫の情熱”を応援いただき、誠に有難うございます。

今月は“ひと雫の情熱”の連載をお休みし、美容業界への情報発信をさせていただきます。

美容業界全体の活性化が急務となっておりますなか、私なりに考えましたところ、美容学校のいち教員として本校の事例などで、私が感じていることなどをご提供させていただこうという考えに至り、その第3回目としてこちらを掲載させていただきます。

こちらの記事に関しましては、私見が主な内容となっております。ご無礼ございましたら失礼いたします。

また、教育の質に関しましては、学校関係者に対し、企業様側からのさまざまなご意見もあるかと思いますが、今後も美容業界発展のため、また、子供たちの未来のために尽力して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

美容専門学校生が“あなたのお店を選択しない理由 第3話”
Open the Pandora. 〜封じ込められた災厄のなかに答えは存在する〜

 

以下は、3年程前に読んだ記事の要約である。

 

若者との感覚が離れてゆく

ことに危機感を感じ、その原因と対処を考えていた最中、目にしたものだ。

 

いつの時代も大人たちは

“今の若いもの”

という言葉を繰り返し口にする。

 

もちろん、本質的な部分は変えてはいけないのだと思うが、時代は常に流れている。

 

この記事を見たときに率直に感じたのは、大人たちがいつからか、時代の流れに乗れず取り残されているということだった。

記事の最後には、子供たちから見た大人たちの姿がこう書かれていた。

旧OS搭載のPC。

確かにそうかもしれない。

それだけ、ひとつの時代が凄まじい速度で流れているのだ。

では、その記事の一部“5つの前提変化”をご覧いただこう。

 

① 少子化
人口ボリュームの減少⇒市場規模減少

② 商品、サービスの革新
手段を供給する側の都合(商品を売らなければいけない)
⇒供給側のマーケティングが近視眼的

③お金の若者離れ
将来不安⇒消費はリスク
若者の77%が将来に不安を抱いている

④フリーミアム&シェアリングエコミー
基本的な部分は無料
所有せず共有で可能な事の拡大

⑤情報量の激増
2010年IDCレポート⇒2020年には年間35ZB(ゼタバイト:10の21乗)それは、人類誕生から2000年までの総人類が残した、全ての記録データである12EB(エクサバイト:10の18乗)の約3000倍の情報量が1年間で飛び交う。

これが、この時代の当たり前なのだ。

であるならば、これを理解し、本質的な部分はのこしつつも、若者の感覚に寄り添うための大まかな位置を知ることは非常に重要なことではないだろうか。

一時期、階段を降りるといった言葉に拒絶反応を示していた私だが、寧ろ、大人達が階段を登り若者のところまで向かう必要があったのかもしれない。

それでは、今の若者たちの心を覗いてみよう。
敢えて、質問内容のフォーカス部分は変えた。

※ 対象は本科1年80名

 

以下、無記名アンケート結果。

1:今、興味のあること(美容以外)
1位 音楽    26%
2位 ファッション 13%
3位 なし 12%

3位“なし”の回答は、何でもある程度揃っているこの時代への満足度と捉えることも出来るが、あらゆることに無関心であるという捉え方もできる。

 

2:相談相手
1位 友人 57%
2位 母 20%
3位 なし 4%

半数以上が友人に相談をしている状況。年齢を考えれば、一部の学生はある一定の考え方に偏っていることが予測される。また、母という回答も、ある意味興味深い。

 

3:お金の使い道
1位 ファッション 33%
2位 遊び
2位 食事 13%
3位 趣味 7%
4位 買物 5%

食事は食費も含む。

 

4:いちばん欲しいもの
1位 お金 44%
2位 洋服 18%
3位 時間 4%
4位 なし 5%
5位 技術力 2%
5位 愛 2%

 

5:人生で最も重要視するもの
1位 楽しさ 22%
2位 人間関係 16%
3位 お金 13%
4位 幸せ 10%
5位 やりがい 4%
5位 人間性 4%

4,5の回答に関しては、サロン選択にも影響している部分が見受けられる。

ただし、お金、楽しさについては、年齢的に目先の部分ばかりが気になりやすい子供達に対し、深い考え方将来への道筋などについて

本質的部分の伝達が必須

であり、その部分が、業界人、企業人として伝達すべき最重要事項と考える。

余談ではあるが、今回のアンケートで数名の回答に見られた

“推し”

という言葉だが、どうやら“芸能人やタレントを応援する”という意味合いらしいが、これも覚えておこうと思う。

アンケート調査結果は、様々な角度から情報を読み取る必要があるが、在校生指導の参考にと考えている。また、企業様におかれましては、今後の新卒者獲得、新卒者対応の参考にしていただければ幸いである。

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